減速傾向にあるとは言え、中国経済は今も成長を続けており、今や中国の国内総生産は日本の2倍を優に超える規模となっている。日本で長期にわたって暮らす中国人は少なくないが、こうした中国人たちは過去に下した「日本で暮らす」という決断をどう思っているのだろうか。

 中国メディアの快資訊はこのほど、日本で暮らしている中国人たちは「中国国内よりも良い生活を送っているのだろうか」と疑問を投げかける記事を掲載し、一部の在日中国人の声を紹介している。

 記事は、まず「中国の近年の急激な発展は周知のとおり」であるとし、中国国内では人々の経済水準や都市の発展など、「天地がひっくり返るほどの変化」を遂げたと主張。中国の国際的な地位も大きく向上したと指摘する一方で、中国がまだ貧しかった頃により良い生活を求めて国外に移り住んだ中国人も少なくないのは事実であると論じた。

 続けて、日本で長く暮らしているという中国人の見解として、「日本と言えば高度に発達した資本主義国家というイメージ」であったとし、中国がまだ発展していない頃に日本に移り住んだことから「実際に当時の中国よりも豊かな暮らしができたのは事実」と主張する一方、日本で暮らすのは「決して楽ではない」ことに気づいたと主張。日本人も含め、日本で暮らす大多数の人は経済的なゆとりは決して大きくなく、大きな圧力のもとで暮らしている人が多いと論じた。

 さらに、日本は生活のリズムが非常に速い国であり、怠けているとあっという間に時代から取り残され、仕事を失いかねない社会だと指摘。中国と違って土地を所有することができるというメリットはあるものの、土地は非常に高額であり、一生懸命働いても大きな家を買うことができないと主張した。

 記事は、「日本で暮らす中国人の声を聞くと、日本という国は中国人が想像していたほど暮らしやすい国ではなさそうだ」と主張し、その生活の圧力は「まるで中国の出稼ぎ労働者たちのようだ」と主張。「もしかしたら中国の地方の小規模都市の方が日本よりもゆとりのある暮らしができるかもしれない」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)