日本人はどんな仕事をするにして、細部にまで気を使っていると言って良いだろう。中国メディアの今日頭条は9日、日本の住宅ではドアや窓の取り付けなど細かいところまで良く設計されていると紹介する記事を掲載した。中国の業者も学ぶべきだと感心している。

 記事はまず、日本人のすることは何でも「無駄というものがない」と称賛。日本の住宅を見学してみて、窓やドアをはじめ隅々まで良く設計され、作りも細かいことに感心したそうだ。まずは、その住宅で見たロールスクリーンを紹介。リモコン1つで閉めることができて便利で、すだれのように光や風をとり入れながら目隠しできるスクリーンもあると紹介している。窓の防犯対策もしっかりしており、使いやすい窓の取っ手や蝶番(ちょうつがい)の品質も中国とは全く違うという。

 ドアの施工についても、ドアと壁の間のすき間がすべて等間隔であることに着目。ゆがんでいないというのは日本では当然のことだが、中国では取り付けがいい加減なのか、室内外のドアにゆがみがあるのは普通のことだ。また、中国のドアはすき間がかなりある場合が多く、よく風が入り込んでしまうのだが、もしかするとゆがみを見越してすき間を多めに取っているのかもしれない。

 記事は続けて、施工の細かさだけでなく見た目もよく考えていると紹介。ドアとドアのまわりの色は統一していて、ドアノブもおしゃれで、日本の住宅は「シンプルだが適当なわけではない」と指摘している。これは消火栓についても同じで、消火栓の扉が壁と同じ色で一体化していると紹介。玄関のライトについても、温かみのある色で標識が読める程度にほんのり明るく、帰ってきて玄関に立つとほっとすると称賛している。さらには、玄関のドアの下枠がフラットでつまずきにくくなっていることにも細かさを感じたそうだ。

 中国では、「すべては人民のために」というスローガンがよく聞かれるが、利用者のことを考えたこうした細かな設計は少ない。また、設計段階では良くても、施工する職人が手を抜いてしまうことが多々あるため、住宅の内装時には常に誰かが見ていなければならないほどだ。こうしてみると、誰かが見張っていなくてもきっちりと仕事をする日本の職人のレベルは高く、日本の住宅には細かな配慮が見られると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)