経済成長が続く中国。不動産バブルが生じていると言われて久しく、北京や上海などの大都市では1平方メートル当たり6万元(約100万円)もする物件が数多く存在する。投資目的に住宅を購入する人が多いほか、安住の場所としての家を所有することに強い執着を持つ中国人にとって不動産事情は敏感な話題だ。

 多くの中国人は日本の住宅の価格にも興味を持っているようで、中国メディアの今日頭条は3日、「東京の地下鉄で見かけた物件の広告」という主題の記事を掲載し、東京近郊の物件の価格について紹介している。

 記事で紹介されている物件は、東京都心まで電車で36分の距離にある千葉県内の物件で、最寄の駅から370m、徒歩5分のところにある物件だと紹介、その価格は68平米の3LDKで2980万円(約180万元)からであり、この物件周辺の中古マンションの価格と同じくらいであると紹介した。

 さらに、マンション価格と日本人の収入の比率について、仮に頭金なしで月に10万円づつ返済していくとすれば、3000万円のマンションであれば300カ月、つまり完済まで約25年かかると紹介する一方、中国の水準から考えれば「これでも非常に安い」と強調。中国のネットユーザーからは、「北京では1平米あたり6万元(約99万2580円)もするため、80平米の広さの家を買おうと思った場合は、飲まず食わずでも完済するまでに200年も必要だ」という声が寄せられた。

 現在はだいぶ落ち着きを見せている中国の不動産価格だが、都市部を中心に高止まりし続いているのが現状だ。中国では結婚するにあたって男性は家を所有していることが条件とされるため、なかには無理なローンを抱えて家を購入し、生活が破綻してしまう人も多いと言われている。また、が投資目的でマンションを購入している人も少なくないため、不動産バブルが弾けないことを祈りたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)