中国メディア・東方網は9日、日本の支援によりカンボジアで進んでいた「カンボジア―日本友好大橋」の建設プロジェクトがほぼ完了し、現地の新年を前に開通する見込みであると報じた。

 記事は、カンボジアメディアの報道として、今月6日までにプノンペンにある「日本・カンボジア友好橋」の全体修繕工事がすでに97%完成しており、同国の公共工事・交通担当大臣が現場の工事状況を視察に訪れたと伝えた。

 全長971メートルのこの橋はもともと「チュルイ・チョンバー橋」という名前で1960年年代に完成したものの、70年に内戦の影響で爆破されてそのままになっていたという。その後92年に日本による無償援助で橋の修復が進められ、95年には再び通れるようになった。

 記事は、最初の完成から50年以上、再開通から20年以上が経過して老朽化した橋を補修すべく、日本政府が「日本・カンボジア友好大橋」修繕プロジェクトとして、国際協力機構(JICA)を通じて工事費用を無償提供したと紹介。修繕工事は2017年9月15日に着工し、今年6月に竣工する予定だったが、作業がスムーズに進んだことで、4月に迎える現地の正月であるクメール正月前に開通できる見込みだと伝えている。

 そして、経済の急速な発展に伴って自動車の数が増え続けていることで橋の補修が急務とされてきたため、今回の開通により現地道路の渋滞状況が大きく改善されることになると紹介した。

 この橋はプノンペン北部を流れるトンレサップ川に架かっているもので、その隣には中国の借款により建設された「第2チュルイ・チョンバー橋」が通っている。まさに東南アジア地域における日本と中国のインフラ支援競争を象徴する場所であり、このために中国メディアも今回の「日本橋」の開通に注目したようである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)