世界には学校の先生に感謝を示す日として「教師の日」というものが存在する。日付は国によって様々だが、教師に感謝する日という趣旨は各国で共通しており、中国で「教師の日」は「教師節」と呼ばれ、毎年9月10日と定められている。

 日本でも「教師の日」を普及させようとする動きは存在するが、実際に「教師の日」という記念日の存在すら知らないという人は少なくないだろう。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本にはなぜ教師の日が存在しないのかと疑問を投げかける記事を掲載し、その理由について考察している。

 日本では教師の日という記念日が広く認知されていない理由について、記事は「日本ではすべての人が平等であると定められていて、職業そのものも平等であると考えられている」と指摘し、教師の日を記念日とすることは「特別扱いする」ことを意味し、他の職業についても記念日を設立する必要性に迫られると論じた。

 さらに、日本では教師という職業はもともと待遇が悪くなく、「医師や弁護士、政治家と並んで『先生』と呼ばれる職業」であると強調し、受けている待遇の点から見ても「教師の日を設立する必要性に乏しい」のではないかと主張した。

 中国では教師の立場が日本と少々違っていて、保護者が子どもの教師に付け届けをすることで内申書の内容が大きく変わるとも言われていて、教師が保護者に賄賂を要求するケースもあると言われている。教師の日の設立の是非は別として、近年の日本では教師はブラックな職業と見なされつつあり、教師になりたいと考える若者が減少傾向にあるとの指摘も見られる。日本では教師が親に袖の下を要求することはまずないと言えるが、その国の将来を担う子どもに教育を施すという観点からも、日本の教師の労働環境や待遇には大きな改善の余地が存在すると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)