中国メディア・東方網は8日、世界的に高い人気を誇るアニメ「ポケットモンスター」シリーズについて、文化を中心としたさまざまな理由により、世界各地でそれぞれ異なる回が「放送禁止」とされてきたことを紹介する記事を掲載した。

 記事は、同シリーズが放送を開始してすでに20年あまりの時間が流れたとし、世界の100以上の国・地域で放送されるなど世界から広く人気を集めていると紹介。一方で「文化的な差異や、各国のタブーに触れたことで各地で放送禁止とされた作品も存在する」とした。

 まず、韓国では日本のアニメに対して厳しい要求が課せられているとし、武士の少年が登場したり、和服の人物や忍者などが出現した回は「日本文化の要素がある」として、放送が取りやめられたと紹介している。

 続いて、「一見開放的に思える米国も、アニメに対する要求はかなり厳しい」と説明したうえで、初期作品に見られたカスミのへそ出し衣服が問題視され、常にトゲピーを抱いてへそ部分を隠すスタイルに変更されたと紹介。また、頭に拳銃が突きつけられるシーンが放送できなかったほか、後にデザイン色を黒から紫に変更することになったルージュラなど、黒人差別との指摘によりタブー視されるようになった放送回が複数あることを伝えた。

 記事はさらに、広い範囲で放送が取りやめられた例として「無印」の第20話「ゆうれいポケモンとなつまつり」がアラブ地域や韓国で放送されなかったほか、中国でも「児童が見るのにふさわしくない」として一時期お蔵入りしたものの、その後解禁されたと説明した。

 文化や習慣の違いにより、世界各地で異なった見方がされ、日本では特に問題のない事象がしばしばタブー視されることは決して不思議なことではない。様々な問題が起こらないよう配慮をすることはもちろん必要だが、それでも各地からクレームが出てくるのは、それだけ世界の広い地域にポケモンが浸透していることの現れとも言えそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)