今年の旧正月にも、多くの中国人旅行客が訪日した。子ども連れの中国人客も多かったようだが、子連れで日本に来たいと思うのはなぜだろうか。中国メディアの今日頭条4日、ある中国人の母親の手記として「子どもを連れて日本旅行に行った理由」と題する記事を掲載した。

 筆者の中国人女性は最近、息子を連れて日本を旅行で訪れたという。日本人は礼儀正しく親切だと聞いてはいたが、「それは大げさではなかった」と感動を伝えている。今回筆者は地図がなく日本で何度も道に迷ったが、親切な日本人に毎回助けてもらったおかげで、7日間の滞在中は一度も困らなかったそうだ。

 例えば、道を尋ねると、目的地まで連れて行ってくれた人や、急いでいるのに足を止めて、わざわざタブレットで地図アプリを開き、正確な位置を教えてくれた人もいたと伝えている。ある夫婦は道が分からなかったため「悪いことをしたかのように」謝り、別の人に聞いてくれたうえで、また謝りながら去っていった、と中国ではありえない対応に驚いた様子だ。

 また、日本人は子どもにも優しかったと振り返っている。ディズニーランドでは、列の前にいた女性に子どもがぶつかってしまうと、笑ってポップコーンをたくさんくれたそうだ。「子どもの目が輝いた」と嬉しそうに伝えている。別の時には、道を尋ねたおじいさんが、子どもにおもちゃをくれて、その時も子どもの顔が明るくなった、と日本人の親切が素直にうれしく感じたことを伝えている。

 日本人は、見知らぬ人にとても親切だと言えるだろう。外国人が地図を持たずに旅行しても困らないというのは素晴らしいことだ。筆者は、短い滞在期間中に中国との違いを痛感したようで、日本の風土を体験して子どもの視野を広くさせることができ、大満足の旅になったようだ。

 将来を担う中国の子どもたちが、実際の日本を見聞きするというのは良い経験だ。中国国内では子どものころから反日的な宣伝にさらされるとはいえ、日本を経験した子どもたちが大人になれば、より知日的な人が増えて両国間の関係も理性的になっていくに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)