中国の街中には朝食を提供する飲食店が数多く存在し、朝ごはんを外食で済ます人も少なくない。中国の朝食といえば中華風揚げパンとも呼ばれる「油条(ヨウティヤオ)」のほか、「お粥」や「万頭(マントウ)」が定番メニューと言えるだろう。

 日本ではコンビニでおにぎりやサンドイッチを購入する人はいても、朝食を飲食店で食べる人はそう多くないだろう。中国メディアの一点資訊はこのほど、日本ではなぜ朝食を売る売店や飲食店がないのかと問いかける記事を掲載し、その理由は「中国人を羨ましがらせるものだった」と伝えている。

 記事は、「中国国内では、朝になると朝食を売る売店や屋台が路肩に店を出すのが普通だ」と指摘し、社会人も学生も屋台などで購入し、歩きながら朝食を食べて出社したり、登校したりするのが普通だと紹介。それゆえ訪日中国人の多くは日本で朝食を売る店がないことに驚くと伝えつつ、「日本人は朝食を食べる習慣がないのか」と問いかけた。

 続けて、日本人は朝食を食べないわけではなく、「中国人のように簡単に済ます習慣がないだけだ」と主張し、日本人の家庭の多くは通常、家で家族全員で朝食を食べると紹介。さらに、メニューを見てみても、ご飯を中心とした食事のほか、パンや牛乳なども食卓にのぼることが多いと伝え、油条やお粥などの簡単なメニューとは違うと強調した。

 記事は、家族や血縁の絆を大切にする中国人からすれば「家族全員が揃って朝食を食べる日本の習慣は羨ましいものだ」と主張したうえで、日本の街中に朝食を提供する屋台や飲食店が見当たらないのは「日本人は家族で食べる朝食を大切にしているから」だと伝えた。

 農林水産省によれば、20ー30代の男性の30%、20代の女性でも25%は朝食を食べていないという調査結果がある。記事の紹介とは裏腹に、日本では朝食を食べない人が増えているのが現状だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)