海外旅行が一般的になったこともあり、中国人の間ではマナー改善が意識されるようになってきた。そのため、以前ほどマナーの問題が目立たなくはなったものの、中国人からすると「日本人が抱く中国人に対するイメージ」は変わっていないと感じられるようだ。中国メディアの今日頭条は4日、日本人の中国人に対するイメージが良くないことについて、「日本人に見下されている」と主張する記事を掲載した。

 記事はまず、「中国人に対する日本人のイメージ」を知るべく、日本人にインタビューを行った動画についてキャプチャーで紹介。その回答はいずれも民度に関するネガティブなものだったようだ。主な意見は「自分勝手」というもので、他人の気持ちを顧みない、公共の場所でのマナー違反、大勢で群れて騒ぎたがる、道をふさぐ、ごみをポイ捨てする、列に割り込むといった答えもあったという。

 これに対して記事の中国人筆者は、「日本人にばかにされている」と主張。21世紀の中国人の民度は確実に向上しており、衛生面では日本に「少し」遅れを取っているのは認めるものの、日本人のイメージは古くて誤解もあると感じるそうだ。

 たとえば、ファーストフード店などで日本では客が食後にトレーを片付ける習慣がある。しかし、中国では従業員の仕事を客がする義務はないとそのまま帰ってしまうので、日本人からマナー違反だと言われているのではないかと指摘。さらに、日本人からいまだにパクリ大国扱いされるのにも我慢がならないそうだ。

 筆者は、日本人に「バカにされている」ことが気に障っているようだが、中国人は皆そう感じているのだろうか。この文章に対する中国人ネットユーザーのコメントを見るとそうでもないようだ。一部には日本人に腹が立つという人もいたが、「日本人の言っていることは事実であり、中国人自身も思っていることだ」、「日本人のコメントはあまりに的確過ぎる。多くの面で我々は日本に及ばない」、「実際日本人の民度は高い」といったコメントが多かった。

 確かに、日本人のなかには中国に対する偏見を持っている人もいるだろう。しかし、中国人のマナーや民度が向上しているのも事実だ。先入観を取り除き、今一度お互いをよく理解しあうことも必要なのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)