中国は人口が多い分、子どもたちの競争も激しい。経済成長に伴って競争も激化しており、子どもにより良い教育を与えたいと考える保護者は増えている。

 中国の教育といえばあくまでも知識偏重型であり、詰め込み教育が一般的に行われている。幼少の頃から英語を学ぶ子どもも多く見られるが、そのような子どもを持つ中国人から見ても、日本の子どもたちのほうが「中国の子どもよりも能力が高い」ように感じられるという。

 中国メディアの今日頭条は1日、「日本の子ども達はなぜ中国の子どもに比べて能力が高いのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、日中の教育の差がどこにあるのか考察している。

 記事が言うところの「能力」とは学業面の能力だけを指すのではなく、社会で暮らすための生活面も含めた総合的な「生きる力」を指しているようだ。記事はまず、中国の教育について紹介し、あくまでも「テストで良い成績を残すための教育」がなされていて、中国では小学2年生で学習する計算問題を日本では小学4年生でも解くことができないと主張、学業面の教育では中国のほうが進んでいると主張した。

 一方、日本の小学校では「知識よりも教養に重きを置いた教育が行われている」と紹介し、火災や地震が発生した際の避難の方法をはじめ集団生活で大切なルールやマナー、環境保護の概念、相互に助け合う心などを教えていると紹介。また、日本の義務教育ではすべての学生の地位は「一律に平等」であると指摘。学生が平等なのは日本では当たり前のことだが、中国では親が教師に付け届けをするかどうかで、生徒の待遇が大きく変わるとも言われている。

 さらに、日本では冬でも屋外で体育の授業が行われていると紹介し、心身ともに健やかな成長を目指した教育が行われている事がわかると指摘する一方、中国で同じことをしたら、多くの学生が風邪を引いてしまうのは間違いないうえ、保護者から抗議が殺到することになるだろうと分析した。

 中国では日本以上の学歴社会となっている。子どもはより良い大学に入学し、より良い会社に就職するよう親や祖父母から大きな期待を一身に受ける。結果、知識は豊富にあるが、生活の知恵がない大人が増えたという問題が指摘されている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)