近年、日本を訪れる中国人の関心事は「モノ消費」から「コト消費」へと変化していると言われる。だが、中国人の購買意欲はいまだ凄まじく、2018年に中国人は外国で8000億元(約13兆2000億円)も消費したようだ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、「外国を訪れる中国人はどの国で買い物をしているのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、「買い物で人気の都市トップ10に日本の3都市が含まれていた」と驚きとともに伝えている。

 記事は、中国最大の旅行サイト「携程旅行網(CTRIP、シートリップ)」傘下の「携程全球購」が発表した「2018年の海外消費報告」をもとに、中国人が買い物のために訪れた都市のトップ10のうち、第1位が香港、第2位が東京、第3位がソウル、第4位が大阪、そして、第10位が名古屋であったと紹介。日本製品は品質が良いうえに、日本では偽物や海賊品が販売されていないため、安心して心から買い物を楽しめる日本は中国人に人気があると伝えた。

 続けて、2018年に日本を訪れた外国人は、前年比8.7%増の3119万人に達し、7年連続で増加したが、なかでも中国人観光客の数が際立っていて、前年比13.9%増の838万人が日本を訪れたと紹介、訪日外国人の34.1%を占めたことを強調し、これだけ多くの中国人が日本で買い物を楽しんでいることは「それだけ日本に大きな経済効果をもたらしている」ことを意味すると強調した。

 中国では2019年1月1日から電子商取引法が施行され、国外で購入した商品を転売する代理購入者も税金を支払う対象となったことで、日本の小売業界にも大きな影響が出ると予想されている。中国人のニーズは「モノ」から「コト」へと変化してきているようだが、代理購入者ではない中国人旅行客にとって今も日本での買い物は大きな魅力となっているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)