中国メディア・東方網は3日、中国のネット上でしばしば話題になる日本の駅弁について、見た目の美しさや味のおいしさに加えて、中国人の「こだわり」までもカバーした「100点満点」の駅弁が存在するという記事を掲載した。

 記事は、日本では長距離列車の中で駅弁を食べる文化が古くよりあり、中国のような車内販売ではなく、主に駅の構内で購入して列車に持ち込んで食べるケースが多いと紹介。一方で、日本にやってきた当初は駅弁についてよく知らず、中国の列車内で販売される弁当と大差ないと考えていたこと、値段も決して安くないこと、さらに冷めていることから特に買う気は起きなかったとした。

 そのうえで、あるときグループで旅行した際に空腹に耐えかね、駅の売店のおばあちゃんから駅弁を購入した時のエピソードを紹介。4人グループでそれぞれ違う種類の弁当を買ったが、「開ける前から弁当がひんやりしているのが感じられた」とし、温かい食べ物を好む中国人として半ば失望していたことを明かした。

 しかし、開けてみると盛り付けや色彩の美しさに加え、野菜と肉のバランスが優れていることが分かり、喜びを覚えたとした。ただ、やはり冷めていることに対する残念な気持ちは変わらなかったという。

 ところが、1つだけやや値段の高い弁当を開けてみると、その弁当だけは加熱できる仕組みがついていたのを発見。「高いのは温められるからだった。箱の底部にあるひもを引くと、底のほうから温まってくるのだ。加熱されない弁当を買った友人たちはみんな羨ましそうにこれを見ていた」としたほか、「中国の弁当を考えれば、この加熱はできるし栄養バランスもちゃんと考えられている弁当には、100点満点をつけないわけにはいかない」と評している。

 記事はさらに、日本の駅弁は非常に種類が豊富な点についても言及。「路線ごとに弁当の内容が違っていて、北海道は海鮮がメインになっている。そして毎年駅弁に関するイベントが各地で行われており、駅弁はすっかり特色ある食べ物になっているのである」と紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)