米国では、日本車の人気が高い。2018年の販売台数上位10車種のうち、6車種を日本車メーカーが占めていたほどだ。中国でも日本車のシェアは増加しており、2018年は18.75%を占めたが、それでも米国ほどではない。中国メディアの今日頭条は2日、米国人の日本車好きの理由を探る記事を掲載した。大戦中の真珠湾攻撃の恨みはないのかと疑問を呈している。

 記事はまず、中国国内で一番人気のフォルクスワーゲンが、いかに中国人に愛されているかに言及。2018年に中国で最も販売台数の多かったフォルクスワーゲンは、300万台以上を売り上げた。記事は、1日に8000台以上販売されていることになるとその圧倒的な人気ぶりを伝えた。しかし、米国市場で人気なのは1位はフォードで2位はトヨタ、中国で最も人気のフォルクスワーゲンは上位10位にも入っていない。

 日本車の高い人気に記事は、「米国は真珠湾攻撃を忘れたのか」と信じられないといった様子で疑問を呈した。米国人消費者からしてみれば、むしろ真珠湾攻撃と日本車を買うことに何の関連があるのかと疑問に思うだろうが、これこそ中国ならではの思考回路だろう。記事の中国人筆者は、中国市場でも日本車は売れてはいるが、やはり感情面では抵抗があるので、米国人の気持ちは分からないと正直に疑問を呈している。

 この疑問に対し、筆者は米国と中国とでは自動車の使い方が違うからだと分析。米国では排気量の大きい車やピックアップトラックが人気だが、それはなんといっても実用的だからだという。実用面からすると経済的で燃費が良く、耐久性があって安定した自動車を選ぶのは当然で、日本車が人気になるのだと論じた。

 また、米国人は中国人のように愛国心から自動車を選ぶわけではないようだと分析。米国は移民国家であるのに対し、何千年もの歴史がある中国人は国に対する思い入れが違うのだと誇らしげに比較している。しかし、「第二次大戦がなければ、中国でも日本車が一番人気になっていただろう」とも予想している。

 こうしてみると、米国人は自動車の購入が理性的で、コストパフォーマンスが高い車を買おうとしているといえるだろう。この点、中国でも日本車の売り上げが伸びているということは、理性的な消費者が増えてきているのかもしれない。中国でも日本車人気はますます高まっていくに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)