中国は自国の高速鉄道について「新4大発明」の1つであると自称している。確かに中国国内における高速鉄道の営業距離は世界最長であり、一部路線では世界最速の水準での営業運転を行っているのは事実だ。中国メディアの捜狐は3日、中国高速鉄道は本当に新幹線を全面的に超越したと言えるのかと疑問を投げかける記事を掲載し、中国人から見た中国高速鉄道の「不満」を伝える記事を掲載した。

 記事は、中国高速鉄道は日本やドイツから技術を導入して完成したものであることを強調する一方、現在の中国高速鉄道の最高営業時速は新幹線を上回り、高速鉄道の建設コストという点でも中国高速鉄道は非常に安価であり、技術やコストといった点で見れば「中国高速鉄道の競争力は非常に高い」と主張した。

 しかし、1人の利用者として見た場合、中国高速鉄道に不満がないわけではないことを指摘し、中国高速鉄道が新幹線に劣っているのは「利便性とヒューマニズムである」と主張。たとえば、利便性の点では、中国高速鉄道の駅は「その多くが都市の郊外や辺鄙な場所にあり、他の公共交通機関との乗り換えが不便」だと指摘し、それに比べると新幹線は乗り換えの際の移動が非常に便利だと論じた。

 また、車内の飲食という点でも中国高速鉄道は新幹線に圧倒的に負けているとことを強調、日本では様々な駅弁が売られていて、移動を楽しい時間に変えてくれることを紹介した。中国高速鉄道の車内で販売されている弁当は不味いことで悪名高く、価格でも「利用客を満足させたことは1度もない」と論じた。さらに、日本では新幹線の路線を建設する場合は路線周辺の住民や自然環境、経済などへの配慮があり、無理な建設を強行することはないと指摘する一方、「この点で中国は日本に劣っている」と伝え、中国高速鉄道はまだ改善すべき点が多々あると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)