日本は、国土が小さいもののそれだけ土地利用が進んでいる。中国メディアの今日頭条は1日、「東京が渋滞しないわけは立体駐車場にあった」とする記事を掲載した。

 日本のなかでも、東京はとりわけ渋滞が発生しやすい地域と言えるだろう。記事は、北京と比べると面積は8分の1、人口は5倍もあるとその土地の狭さを指摘。そのうえ、自動車の数も決して少なくはないのに、渋滞が見られないのはなぜだろうか。記事はこれを「東京の奇跡」と呼び、駐車場・駐輪場に理由があると称賛している。

 日本人の自転車に対する見方は、中国人とは違っているようだ。メンツを重視する中国では、自動車こそステータスであり、シェア自転車を除けば、好んで自転車に乗る人はあまりいない。記事は、「日本人は自転車が好きだ」と意外そうに紹介。しかし、路上に放置してある自転車はあまり多くないと伝えている。

 では、自転車はどこに停めているのだろうか。記事によると、その答えは「立体駐輪場」にあるという。この駐輪場は機械式で、自転車をエレベーターに載せると自動的に地下駐輪場の空いている場所に収容される仕組みになっている。操作が簡単で、地上部分もすっきりしているので美観を損ねることもない。記事によると、地上部分はわずか2平方メートルだが地下の駐輪場に204台も駐輪できると紹介している。出庫の際も、カードをかざせば十数秒で出てくるとそのスピーディーさを伝えている。

 また記事は、駐車場はさらにすごいと紹介。二段式の立体駐車場や、「観覧車の原理」を応用した駐車場もあり、日本ではおなじみだが中国人にとっては合理的なのはもちろん、かっこいいと感じるようだ。最後に、「それよりも素晴らしいのは民度」とも付け加えている。どんなに先進的な技術を使っても、利用する人の素質がなければ意味がないものだ。

 記事は、日本では公共の乗り物は時間に正確で、車でも自転車でも運転者が礼儀正しく、渋滞に悩まされている中国でも、日本人のまじめさと秩序正しさ、民度、匠の精神から学ぶべきだと締めくくっている。駐輪場や駐車場の設置はさておき、民度に関してはすぐに見習える分野である。是非日本人の民度から学び、渋滞の緩和に寄与して欲しいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)