結婚の形は人それぞれだ。愛する人と幸せに暮らしたいという気持ちは、日本人も中国人も変わらない。だが、最近の日本では「結婚観」そのものに異変が起きているようだ、と中国メディアが注目している。25日付の鳳凰網は、「日本人がまた新たな結婚観を生み出した」と題した記事で、結婚相手が自分という「自分婚」をした日本人女性の例を紹介した。

 記事はまず、昨年11月にバーチャルアイドル「初音ミク」と結婚した日本人男性を取り上げた。男性は35歳の公務員。「ミク」にちなんで、結婚式には39人の友人・知人が出席し、新郎新婦(?)の門出を祝った。「二次元キャラとの結婚は、日本人が初めてだろう」と記事。「だが、日本ではこれに続く新たな結婚観が生まれている。自分と結婚する『自分婚』だ」と驚きをもって伝えた。

 「自分婚」の結婚式は文字通り、新郎役も新婦役も自分自身ということになる。発祥は日本ではなく、欧米のようだ。実際に式を挙げた日本人女性によると、「自分をもっと幸せにしてあげたい」と思ったことがきっかけだったとか。自分の中の男性的な部分が、女性の自分を守ってあげたいと思うようになったという。

 記事は、日本のネットユーザーたちの反応を紹介。「まずは自分を愛することは大事」「幸せになる手段は人それぞれ」「面白そうだから1回くらいは参加してみたい」と肯定的な意見がある一方、「概念がよく分からない」「売れ残って笑われる前に自らネタ化して予防線を張るため?」「かわいそうに」など嘲笑混じりの声も上がった。

 こうした背景として、記事は、日本の若者の結婚願望の低下を挙げた。博報堂の予測によると、2035年には日本人男性の生涯未婚率は30%、女性は20%に達する。つまり、日本人の2人に1人が独身という時代がやって来るのだ。結婚しない理由の1つに、誰かと人生を共有するのが面倒ということもあるだろう。そう考えると、「自分婚」は、自分の人生は自分で責任をもって幸せにするという決意表明と言えるかもしれない。(イメージ写真提供:123RF)