経済成長を遂げた中国社会はこの数年でも大きく様変わりしている。都市部では高層ビル群やマンションの建設が続き、地下鉄が整備され、また、都市同士を結ぶ高速鉄道や道路の拡張が続いている。こうした変化の渦中においても、中国人の多くは「日本はアジアの先進国として中国よりも先を進んでいる」という感覚があるという。

 中国メディアの今日頭条は23日、「アジアで最も発展した国家である日本と中国との距離はどれくらいあるだろうか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

 今や中国の経済規模は日本を大きく上回っており、人口や資源で比較しても中国は日本よりも優位な点が多くあるが、それでも日本は敗戦国から目覚ましい復興を遂げた国であり、中国人の認識の中では「教育・貿易・経済などの点でアジアで最も発展した国としての地位を保っている」と主張した。

 続けて、中国人が日本に対してこのような意識を持つ理由について「民度が高い」ことが大きな要因であると主張。それは「日本の街中で唾を吐いたり、ゴミが散乱しているような光景を見ない」ことからも明らかであるとしている。また、教育の分野において「日本は子どもに総合的な教育を与え、学力以外にも子どもの想像力や感性を伸ばすことにも重きを置いている」と伝え、こうした分野でも中国は日本に遅れをとっていると指摘した。

 また、「中国では住む地域によって人々の経済状況に大きな開きがあり、受けられる教育や福祉にも差がある」と伝え、「都市化が進んで、外観では諸外国と大差がなくなったとしても、国全体が経済発展を遂げたとは言えない」と論じた

 近年、中国人の多くが日本を含む海外へ旅行や留学をしているが、外の世界を知る中国人が増えたことで「教育や民度といった点に見られる諸外国との相違」に気付くようになっているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)