中国メディア・東方網は2月28日、「どうして口先では日本は良くないといいながら、日本に旅行に出かける人がいるのか」とする記事を掲載した。記事は、表向きの反日意識とは裏腹に、多くの中国人が日本を観光や留学の目的地にする理由について3つ挙げて説明している。

 1つめは、小さいころからマンガやアニメに触れてきた中国の若い世代が、日本文化の薫陶を受けている点を挙げた。若い世代は日本文化に対して一定の興味を持っており、海外旅行をする場合にはまず日本を訪れようと考える傾向にあるとした。

 2つめは、日本が先進国である点。「日本はアジア地域において数少ない先進国の1つであるとともに、中国から比較的近い場所にある」とし、経済や技術だけではなくあらゆる部分にまで発展ぶりが及んでいる日本の状況を見てみたいと考える人が多いほか、日常的に利用している電子製品でも日本のイメージが定着していることを挙げた。

 そして3つめは、思想の問題を挙げている。かつて日本は中国を侵略した歴史を持つものの、若い世代は侵略を受けたことに対する感情が弱まっているほか、恨むべきは国であり、現在の日本国民や日本文化については興味を持ったり好んだりする傾向にあるとしている。

 記事はそのうえで「今の若い世代は日本文化を愛好している。これ自体は決して悪いことではない。しかし、日本文化を愛すると同時に、歴史を胸に刻むこと、自国の文化を大切にすることも忘れてはいけないのである」と論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)