食の大国と言われている中国。特に広東料理はあらゆるものを食材にすることは広く知られていて、「4本足で食べないものは机くらい、2本足のもので食べないのは親くらい」だと揶揄する言葉があるほどだ。

 そんな中国でも「生食」の文化はないため、食材を生で食べることは一般的ではなく、日本人が様々な食材を生で食べることに驚く中国人は多い。中国メディアの今日頭条は25日、「日本人は生卵を食べるが、寄生虫が怖くないのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、日本で生卵を安心して食べられる理由について伝えている。

 記事はまず、中華料理と違って日本料理は「薄味」であることが特徴となっていて、また、様々な食材を「生」で食べると紹介。これについて、多くの中国人は「食材を生で食べて寄生虫が怖くないのか」と疑問に思うと伝えた。生卵を食べる際に気をつけなければならないことは、「寄生虫」ではなくサルモネラ菌などの「細菌」であるが、卵には殻やその内側の膜があり、殻や内側の膜が破れていなければ「細菌」が進入することはないと紹介した。

 続けて、日本では卵を出荷する際に紫外線で殺菌したり、殻が割れていないか入念にチェックしたりしていると伝えたほか、販売に際しては賞味期限もしっかり表示されるため、日本では「生卵を安心して食べることが出来る」と強調した。

 中国では卵を生で食べることはない。販売方法は日本のようにパックに入っていたり、山盛りになっている卵の中から自分の好きな卵を選んで購入することが一般的だが、いつ生まれた卵なのか明確に表示されていないため、生で食べるのは非常に危険だ。近年では日本人が多く住んでいる上海などの大都市では生食用の卵が販売されているが、そもそも食材を生で食べる文化のない中国人にとって「卵かけご飯」などはハードルが高い食べ方のようだ。文化の違いではあるが、何でも食べると思われている中国人にも苦手なものは存在していると言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)