日本は「ロボット大国」である。日本ロボット工業会によると、2018年に史上初めて年間受注高が1兆円を突破したという。中国メディアの中国経済網は26日、日本はどのようにしてロボット分野で世界のトップになることができたのかについて分析する記事を掲載した。

 記事はまず、ロボット産業で日本は発展を続けていると紹介。最近では、目の動きだけでロボットを操作できる眼鏡や、3Dロボットビジョンなどが開発されていると伝えた。日本国内でも多方面にわたりロボットが利用されているが、生産・輸出額も増加しており、日本ロボット工業会は2019年の予想受注高を前年比4%増と見込んでいるそうだ。

 ではなぜ日本はロボット分野で世界のトップになれたのだろうか。記事は、「参入が早かった」ことを指摘した。日本でロボット産業への参入が始まったのは1960年代後半である。国内初となる産業ロボットが誕生したのは1969年だ。当時高度経済成長期だった日本では、労働力不足とオートメーション化のニーズを背景に、ロボットの研究・開発が急速に発展したとも紹介した。

 日本のロボット産業が発展した理由はそれだけでなく、「国内の競争」も大きかったと記事は分析している。それまでロボットを購入していた大型顧客がメーカーの研究開発に加わるようになったことや、ロボットの製造に欠かせない部品の技術も向上したことで、競争力が高まり日本全体のレベルを押し上げたという。

 さらに、政府による「優遇措置」も重要な作用となったと記事は分析。日本政府は、ロボットを使用する企業や製造・研究開発する企業に対し、減税などの優遇措置を取っている。

 最近では、日本は少なからぬ分野で中国などの攻勢を受けているが、ロボット産業はいまでも日本が得意とする分野といえるだろう。これからも世界のロボット産業を日本にリードしてもらいたいものだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)