中国共産党の機関紙・人民日報は25日付の紙面で、日本のごみ分別について「日本では、ごみを捨てることが『生きるための技能』だ」とする記事を掲載した。

 記事は、日本ではごみ捨ては非常に重要なイベントであり、各市民が必ずしっかり把握しておかなければならない「サバイバル技術」なのだと紹介。引っ越しをした後で、まず把握しなければならないのは、ごみをどうやって分類し、どのタイミングで捨てるかだとし、これは日本人だけでなく、日本に長期間居住する外国人もちゃんと心得なければならないのだと伝えた。

 そして、「日本のごみ分類は非常に細かく、地域によっても規定がまちまちである」と紹介。別の自治体に引っ越した時には、転居の手続きの際に具体的なごみの分別方法や、捨て方のマニュアル冊子を受け取ることになり、このマニュアルに居住地域ごとの収集時間などが書かれているのだと説明している。

 そのうえで、実際に東京都目黒区で受け取ったごみ捨てのマニュアル冊子の中身を紹介。100種類あまりにおよぶごみの分別状況のほか、各種ごみを捨てる日時が記載されているとし、「筆者が住んだ地域では燃えるごみは火曜日と金曜日の午前7時から9時まで、リサイクルごみは毎月第2・第4土曜日の午前7時から9時までに捨てなければいけない」などと伝えた。さらに、大型家電などの粗大ごみを捨てる際には、その大きさに合わせて手数料を支払う必要があるとした。

 記事は最後に「ごみは指定された場所に捨てなければいけない。外出中に生じたごみは家に持ち帰って捨てる必要がある。ポイ捨ては違法であり、最大で懲役5年、罰金1000万円が科せられることになるのだ」と伝えている。

 「サバイバル術」というといささかオーバーな印象を覚えるが、ごみの捨て方を知らないと地域では生きて行けず、あまりにもルールを守れなければペナルティを科せられるということを考えれば、人民日報の記者がこのような表現を用いて伝えるのも理解はできる。日本のごみ処理に対する、中国の市民や当局の関心はなおも高いといえそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)