中国で行方不明になる児童は毎年20万人に達すると言われ、中国では我が子の安全に不安を感じている保護者は多い。一方、日本では子どもだけで登下校したり、外に遊びに行くのは珍しいことではない。中国メディアの捜狐は20日、「なぜ日本では児童の誘拐や失踪の発生率が低いのか」と問いかける記事を掲載した。

 記事は、中国は人身売買や児童誘拐によって失踪する児童の数が多く、誘拐大国と言っても差し支えない状況と指摘。中国人の親にとって誘拐は最も恐ろしい悪夢であり、世論は「犯罪者にはもっと重い刑罰を与えるべきだ」という意見に傾いていると主張した。確かに中国では失踪した子を何年も探し続ける親の悲痛な姿を見ることは珍しくない。

 それゆえ、日本では頻繁に児童の誘拐は発生しないこと、また、子どもだけで通学したり、外で遊ばせたりできることを知ると、多くの中国人が驚くと紹介したほか、「日本の親は中国に比べると誘拐に対しての不安をそこまで強く抱いていない」と伝えた。

 続けて、日本で人身売買や児童誘拐の発生率が低いのは2つの理由があると分析した。1つ目は、「日本の警察が総動員で事件の解決にあたること」を挙げた。マスコミも全国的に事件を報道し、一刻も早く子どもが見つかるよう社会全体の関心が向けられる様子は中国とは異なると感じるようだ。2つ目は、「日本では信用は命よりも重視されていることだ」と指摘。誘拐に関わることで、自身の社会的信用を失えば、家や仕事を失い、社会で生活することが難しくなると主張し、「刑に服するよりも恐ろしいことになる」と説明した。

 中国で児童の誘拐が後を絶たないのは、背景に人身売買が成り立つ状況が存在しているためという指摘もある。日本で児童の誘拐が発生しないわけではないが、子どもだけで通学させられるというだけでも、中国人からすれば日本は「親の悪夢が存在しない国」に映るようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)