近年、中国の旧正月に当たる春節の休暇を利用して日本を訪れる中国人旅行客が増加の一途をたどっているため、日本もその集客に力を入れるようになっている。中国メディアの今日頭条は18日、「日本が春節に向けて行った集客の努力」や、「中国人旅行客が日本で感じたこと」をまとめた記事を掲載した。

 日本では明治6年に太陽暦が採用されて以来、旧暦は基本的に使われなくなった。記事は、「日本には春節を祝う習慣が残っていないのに、近年は中国人旅行客の増加に合わせて春節を再び祝うようになっている」と指摘。それは、2019年2月4日の旧暦の大みそかに、東京タワーが「中国紅」にイルミネーションされたことや、安倍首相が春節を祝うコメントを表明したことなどから、「日本でも春節を祝い、中国人旅行客を歓迎するムードが表れている」と主張した。

 一方、日本が春節を祝う主な目的は「多くの中国人旅行客を集客し、その経済効果のため」とし、外国人旅行客の集客は、少子高齢化が進む日本にとって「活路の1つ」と見なされているとした。日本を訪れる中国人旅行客の関心も、「モノ消費」から「コト消費」へと移り変わり、目的地も大都市から地方都市へと徐々に変化を見せており、活性化が必要な日本の地方においても「体験型旅行」を提案し、中国人旅行客の誘致合戦を繰り広げている。

 一方、中国人旅行客がこうした歓迎ムードの日本を訪れて感じる率直な感想について、日本人は「いまだに中国を開発途上国として見ている」ことが伝わってくる場面が多々あると苦言を呈す一方、実際に日本を訪れる中国人の多くは都会で生活しているため、「日本の農村で井戸水や囲炉裏を使う光景に新鮮な驚きを感じる」と紹介した。

 記事が指摘しているとおり、日本では中国人旅行客の増加に合わせて春節や国慶節(建国記念日)を祝うイベントを行う企業が増えている。こうしたイベントは中国人としても悪い気はしないようで、中国のネット上では「尊重されているようで、気分が良い」といった声があがっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)