中国でも農業は盛んに行われていて、14億人に迫る人口の胃袋を満たすために様々な農作物が生産されている。一方、日本は中国ほど広大な国土はないものの、農作物の生産においては丁寧な栽培や包装が行われ、質の高い商品を消費者に提供しており、それに驚く中国人は多い。中国メディアの今日頭条は15日、「日本の農業は恐ろしい」と論じる記事を掲載し、中国との違いについて伝えている。

 記事は、中国のスーパーと日本のスーパーで売られている農作物の違いを比較し、「日本では見るからに美味しそうで、サイズや色などが揃った農作物が、泥や枯れた葉などが取り除かれた後、しっかりと包装されて販売されている」と紹介。しかも、生産地や生産者もしっかり表示してあり、消費者は安心して口にできる食品が提供されていると強調した。

 たとえば「白菜」の販売では1つ丸ごと購入できるのはもちろん、半分または4分の1にカットされたものがフィルムに包まれた状態で販売されていると紹介し、これは中国の販売方法と大きく異なっていると指摘。中国では、スーパーや市場、露店で野菜を購入できるが、形はばらばらで、泥や枯れた葉が付いていたりすることが一般的だ。値段は量り売りが基本であるため、泥や枯れた葉などを取り、「余計な重さ」を排除してから購入する客の姿をよく目にする。

 続けて記事は、日本の農作物の栽培方法についても「量」よりも「質」を優先して栽培している点が中国と大きく異なっていると強調。畑の土作りや使用する肥料に費用をかけたり、農作物の品質を高めるために「間引き」を行うと伝えたほか、様々な作業が機械化されて合理的な農業が行われていると伝え、日本の農業は「恐ろしさ」を感じるほど中国とは異なっていると強調した。

 中国の農家は「質」より「量」や「見た目」を重視する傾向にある。良い見た目の作物を目指すのは良いことだが、中国の場合は薬品で漂白したり、形を変えたりと、やり方が良くない。そのため消費者は安全安心な食品をなかなか手に入れられないのが現状だ。作物の形は不ぞろいでも、安心して食べられる食品が強く望まれている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)