日本人にとって住宅の購入は個人で考慮することであり、「持ち家は必須」という圧力を受けることはないだろう。しかし、中国では結婚するには自分の家を持っていて当たり前という考え方が根強く、日本とは大きく異なっている。中国メディアの今日頭条はこのほど、日本人は「結婚しても家を購入しないのはなぜか」と問いかけ、その全く異なる考え方に驚きを示す記事を掲載した。

 マイホームに対する憧れはあるにしても、日本人が実際にマイホームを購入するかどうかは、自身の将来設計や経済状況、仕事や家族の状況などを考慮して選択することであり、20代で既に家を所有している若者の方が珍しい存在と言えるのではないだろうか。しかし、中国人は「結婚するためには家を所有していることは必須」とされているので、特に男性は経済的に大きな圧力を感じている。当然、若者はまだ経済力がないので、親や祖父母が費用を工面したり、ローンを組んで、結婚する際には自分の家に住めるようにしている。

 「日本人はなぜ結婚しても家を購入しないのか」という多くの中国人が抱く疑問について、記事は「考え方や住宅事情が中国と大きく異なるためだ」と指摘。続けて、「日本人が独立している」のも要因の1つとし、家庭の背景に関わらず子供は経済的に独立した後は、「親とは別の独立した生活を送り、自分の経済能力の範囲内で生活し、親や祖父母も家を買い与えたりはしない」と指摘した。

 そのため、日本では結婚しても賃貸住宅で暮らすのは「普通」のことで、もし中国のように親から経済的な援助を受ければ「自分の経済力不足を露呈し、親からの束縛を受けると考えるため、逆に敬遠する」と主張した。他にも、中国では依然として多くの人が家の購入を望むため「不動産は資産として価値がある」とされているが、日本はバブル崩壊後、不動産に対しても慎重な見方をするようになっていると指摘した。このように、「中国の若者は経済力も十分ではないのに、結婚のためには持ち家が必須」という矛盾が生む経済的なストレスは、日本人よりも大きいことがわかる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)