中国メディア・人民網は19日、17日に東京都青梅市で開かれた青梅マラソンに人民網など中国メディアのマラソン愛好者が参加し、スポーツを通じて日中両国の交流を図るとともに、参加者らが大会の運営に対して深い印象を覚えたと報じた。

 記事は、17日に開かれた青梅マラソンは今年53回目を迎える歴史ある大会であり、10キロの部には4000人が、30キロの部には1万5000人が参加したと紹介。中国メディア代表団が挑戦した30キロの部は、高低差が最大70メートルの起伏があるチャレンジングなコースだったと伝えた。

 そして、マラソン中の沿道では日本の市民が中国語のメッセージを掲げながら、片言の中国語で「加油」(がんばって)としきりに応援してくれたほか、コースの途中では手作りのスイーツやキャンディ、果物などが栄養補給のために提供されたと紹介。さらに、伝統的な和太鼓の演奏でランナーたちを元気づけるパフォーマンスも見られたとし、熱烈な声援もあって参加した9人全員が30キロを無事走り切ったとしている。

 そのうえで「美しい景色以外にも、中国メディア代表団は今回の青梅マラソンに参加したことで、さまざまな印象を覚えたようだ」とし、マラソン愛好者で30キロを3時間28分で走破した人民網の唐維紅副総裁が「初めて日本でマラソンに参加したが、天気は良好で、コースは美しく、市民は熱心に応援してくれ、ランナーたちも秩序正しく走っていた。コースは起伏があってなかなか大変だったが、とてもいい体験になった」と感想を述べたことを伝えた。

 記事によれば、人民網の別の参加者も「青梅マラソンは素晴らしかった。沿道の両側では楽団や合唱団、和太鼓のパフォーマンスが見られ、子どもからお年寄りまでが旗を振ったり声援を送ったりしてくれた。自分のお金で食べ物や水を買ってくれる観客までいて、親切で熱心な日本の市民の印象が深く残った」と語ったという。

 記事はさらに、参加者からは大会運営についても参考になる経験ができたとの声が出たことを紹介。ある参加者が「青梅マラソンにはとても人情味があった。レース中に運営者がランナーのケガを防ぐために電柱やガードレールを厚いスポンジで覆っていた。実際に走ったランナーとして、日本のマラソン大会でのサービスや支援といった部分の細やかさを本当に肌で感じた」と語ったことを伝えている。
 
 中国では近年、各地で大規模なマラソン大会が開かれている。しかし、その運営レベルはまだ発展途上というべきもので、多くの大会で様々なトラブルやアクシデントが報告されている。中国のマラソン愛好者がどんどん日本の市民マラソン大会に参加し、その準備や運営、サポート体制を実体験することで、中国国内のマラソン大会にも良い影響を生むことだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)