中国の都市部では多くの人が集合住宅で生活している。農村部では3-5階建ての一軒家で暮している人もいるが、中国の一軒家といえば日本のような木造ではなく、鉄筋コンクリートの柱にレンガで壁を仕切った構造であることが多い。日本と中国の住宅事情の違いは他にもある。

 日本では今も「表札」を掲げる家庭が少なくないが、中国ではそうした習慣はないため、疑問に思う人は多いという。中国メディアの快資訊は13日、「なぜ日本人は表札を掲げるのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、「生活習慣の違いだ」と伝えている。

 記事はまず、中国でも人気のある日本のアニメに登場する日本人の家の門扉にはその家の苗字が掲げられている様子を見ることがあると伝え、それを「表札」と呼ぶと紹介。中国でも昔は「張府」(張の家)、「李府」(李の家)といった家長の名前が門に掲げられていたことを紹介し、こうした中国の文化が日本へ持ち込まれた結果、生まれたのが表札の文化ではないかと考察した。

 続けて記事は、郵便事業の発達が日本で表札の文化を普及させたと強調。日本社会では重要な書類も郵便で配達されるため、その家に誰が住んでいるかを示す表札は書類の誤配を防ぎ、円滑な社会生活を送っていくうえで非常に重要だったと論じた。

 中国では表札を掲げている家庭はまず見られないが、郵便や宅配便の配達員が困ることはない。なぜなら、配達員が各家庭まで荷物を届けることは少なく、マンション内に設置されている宅配ボックスに配達したり、近くのコンビニなどと提携して荷受人が荷物を受け取りに行くシステムとなっているからだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)