中国メディア・東方網は17日、昨年、伊藤美誠選手に翻弄された中国の女子卓球界が、今年はシングルスでも力をつけてきた早田ひな選手にも手を焼く可能性があるとする記事を掲載した。

 記事は、「2018年シーズン、中国女子卓球界は劉詩ブン(雨冠に文)、丁寧、朱雨玲といったトップ選手が相次いで伊藤に敗北を喫し、国際大会で中国代表が優勝するうえでのプレッシャーが大きく高まった」としたうえで、13~17日に行われた卓球ITTFチャレンジプラス・ポルトガルオープンで中国女子勢のトップクラスとして唯一出場した劉選手が、16日の準々決勝で早田ひな選手に敗れる大波乱が起きたと紹介。「また日本の2000年代生まれの選手に劉が敗れてしまった」と伝えた。

 そのうえで、早田選手について「これまで日本のシングルスでは目立たない存在で、16年のワールドカップや17年のアジア選手権を制した平野美宇や昨年中国選手を次々撃破し『中国最大のライバル』に踊り出た伊藤に隠れていた。一方ダブルスではしばしば中国選手を破る実力を見せてきたが、ここにきてシングルスでも頭角を現し始めたのだ」と評している。

 記事は、早田選手の今大会の戦いぶりから「日本の卓球協会が抱いている、東京五輪で金メダルを獲得するという希望にさらに一歩近づいた」とする一方、「もちろん、今回の勝利によって中国代表の全体が劣勢に立たされたわけではない」と指摘。なおも中国勢が優位な状況は変わらないものの、「中国代表は有効な対策を講じる必要はある。効果的に早田と伊藤の2人を抑えられなければ、4月の世界卓球で惨敗を喫してしまう可能性がある」と警戒感を示した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)