もはや開発途上国とは思えないほどの発展を遂げた中国。中国製は「安かろう悪かろう」と言われていたのは過去のことになりつつあるが、日本企業と比較すると中国企業の寿命は非常に短い。中国メディアの今日頭条は15日、中国企業は将来性を考えれば老舗企業の多い日本企業から学ぶべきだとする記事を掲載した。

 記事は、「中国企業が長生きしたければ日本を見習うべき」と主張し、日本と中国の企業の違いを4つ分析している。まずは「追求するものが違う」と指摘した。中国の起業家は金儲けの才能があるものの、「本業以外に手を広げる」傾向にある。本業もまだ完全に成功していない段階で、投資や不動産などに手を出し、功利を急ぐために失敗も多いという。これに対して、日本企業は本業一本に集中して、それを極めようとする傾向があると伝えた。

 2つ目は、「技術への理解の違い」だ。中国の起業家は先進的な設備さえ導入すれば儲かると思い込んでいるが、その設備を扱う技術者を育成し、彼らがその通りに実践して初めて成果が出ると指摘。この点、日本は技術者の育成に費用を惜しまないのに対し、中国は設備には多額の費用をかけても設備を扱う技術者育成の費用を惜しむため、うまくいかないとしている。

 3つ目は、「速度に対する理解の違い」だ。中国はとにかく早く利益を出すことを求めるため、品質を犠牲にするが、日本は時間をかけて質の高い製品を製造するという。最後は「ルールに対する態度」が違うとした。「ずる賢い」中国人は、すぐにルールの抜け穴を探すので、一見効率が良いように見えるが、長期的に見ると高い代償を払うことになると指摘している。

 4つの違いからは、中国企業の寿命が短いのは、中国人の器用さと「功利を急ぐ」性質が関係していることがわかる。臨機応変で賢いのは良いことだが、企業の長寿を願うなら、目先の利益ばかりだけを見ずに日本企業から学ぶべきだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)