2月7日からの1週間で、サーチナで最も読まれた記事ベスト3は以下の通りだった。中国の春節(旧正月)の大型連休中にあたるこの期間、春節に関する話題が多かったが、その中でトップだったのは・・・。

 第1位は、「日本のノーベル賞受賞者の『賞金の使い道』に驚愕・・・とても信じられない=中国メディア」(公開日:2月7日)。中国ではしばしば、ノーベル賞を受賞する日本人が多いことが話題になる。経済規模では中国は日本を、はるかに凌駕してしまっているが、経済規模では測ることができない優れた資質が日本にはあるということの証左のひとつが、ノーベル賞受賞者の数になっている。記事は、2018年にノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑(ほんじょ・たすく)氏が、その賞金1億1500万円を母校の京都大学に寄付すると表明したことを驚きをもって伝えた。

 2015年のノーベル物理学賞受賞者の梶田隆章氏は、「論文の数は研究資金、時間と人員の数で決まる。日本がこの三要素を悪化させ続ければ、将来ノーベル賞を獲るのは難しくなるだろう」との見方を示している。本庶氏が、ノーベル賞の賞金を寄付した背景には、地道な研究を続ける後輩たちが、今後も存在し続けるように願う気持ちが強いと推察される。世界的な評価を獲得してもなお、それをゴールと喜ぶのではなく後進に期待をつなぐ本庶氏のような研究者の存在が、日本の高い技術力を支えているのだろう。

 第2位は、「春節休暇も日本旅行が大人気! なぜ日本の人気はこれほど高いのか=中国メディア」(同:2月6日)。今年は、2月4日から中国の春節(旧正月)の長期休暇が始まったが、2月10日まで続く長期連休を利用して、今年も多くの中国人が日本を訪れた。春節期間中の国外旅行先として、日本はタイに次いで2番目の人気になったという。記事は、日本旅行が人気の理由を考察しているが、「温泉」や「雪景色」など、観光資源が多いことに加え、今年1月からビザ要件が緩和されたことも後押ししていると伝えている。

 第3位は、「日本の都市部を見ても驚かない中国人が「田舎」に大きな衝撃を受ける理由=中国」(同:2月8日)。中国人にとっての「田舎」とは、苦労にまみれた生活が待っている発展から取り残された農村が連想されるようだ。しかし、日本の田舎は、生活のライフラインが整備されていて、清潔で整った環境は都市部と何ら変わらない。このことは、実際に田舎を訪れると日中の差として強く意識されるようだ。(写真は、3つの記事のイメージ写真を合成。イメージ写真提供:123RF)