近年、非常に多くの中国人が日本を訪れている。その多くは旅行で来日し、短期間で帰国するが、留学や仕事などで日本で生活している中国人も少なくない。では、日本で生活するようになった中国人は、生活面や心境面でどのような変化を経験するのだろうか。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本で暮らす中国人の見解として、来日して間もない頃と日本で3年生活した後でどのような変化があるのかを比較する記事を掲載し、「日本社会には慣れることができた点と慣れない点がある」と伝えている。

 まず記事は「料理」を挙げ、来日して間もない頃は、日本料理に対する好奇心や安全な食品が提供されているという安心感から、寿司やラーメンなどの日本食を好んで食べていたが、3年も経過すれば、日本食では中華料理で慣れ親しんだ胃袋を満足させることが出来ず、中華料理を好んで食べるようになったと伝えた。また、来日したばかりの頃は「日本語が上手ですね」と言われることが嬉しかったと指摘する一方、日本人は「本音と建前」を使い分けることを知ったことで「嬉しくなくなった」と伝えた。

 続けて、日本でもネットショッピングを楽しむことができるが、中国では「ないものはない」と言われる「淘宝」(タオバオ)というサイトで多種多様な商品を購入することができるため、ネットショッピングの利便性や選択肢の多さを思うと、やはり慣れないと伝えた。

 一方、日本の文化や習慣に慣れる点としては、日本のトイレにはトイレットペーパーが設置してあることに慣れてしまい、中国に一時帰国した際に「トイレットペーパーが設置されていないこと」に戸惑うとしたほか、日本で生活していると話声が「小さくなる」こと、さらに、「タクシー」の乗り方が変わることを紹介していた。中国では多くの人がタクシーの助手席に乗るが、日本では後部座席に乗ることが一般的だ。また、日本のタクシーはドアが自動で開閉するが、中国では客が開け閉めしなければならないため、日本の慣れた中国人が帰国した際のタクシーを利用するとしたら注意が必要だ。

 文化や習慣の異なる国で生活するにはそれなりの苦労があることだろう。だが、幼い頃から慣れ親しんできた習慣はなかなか変えることはできないゆえ、日本で暮らす前にある程度起こりえることを考慮しておくことは大切なことだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)