中国のバレンタインデーは「情人節(チンレンジエ)」。日本と違って、男性から女性にプレゼントを贈るのが一般的だ。「情人(チンレン)」は中国語で恋人を意味し、プレゼントを贈る相手は恋人や妻など自分のパートナーであることが多い。最も定番のプレゼントは、チョコレートではなくバラの花だが、その価格が上昇しているという。

 中国メディアの東方網は14日、気候や春節期間後の輸送能力の影響などにより、生花、特にバラの花が値上がりしていると報じた。記事によると、バレンタインデーにバラの価格が上昇するのは例年のことであり、上海のある生花店経営者は、「普通のバラだといつもは1本6~8元(約100~130円)だが、今は10元とか15元(約160~250円)で売っている。だいたい50%の値上げだ」と話す。

 記事によると今年は、生花のバラのほか、枯れないブリザーブドフラワーが注目されているほか、エクアドルから輸入されたバラも大人気だという。エクアドルのバラは、鮮やかな染色処理がほどこされており色あせにくく、価格は約20本の花束で800人民元(約1万3000円)。日本でも、この価格帯の花束を贈った経験のある人は、そうそういないのではないだろうか。

 ちなみに中国では、旧暦7月7日も「情人節」と呼ばれる。2月14日は「西洋情人節」、旧歴7月7日は「七夕情人節」と呼び分けられるが、どちらの日もプレゼントを用意するのは男性側だ。なお、ホワイトデーに当たる3月14日も、女性から男性にお返しをする風習はない。中国の男性は実に大変である。(編集担当:伊藤由記)(イメージ写真提供:123RF)