中国では旧暦で新年(春節)を祝う習慣があり、今年は春節に伴う連休が2月4日から10日までの7日間であった。連休期間中、多くの人は実家へ帰省し家族と時間を過ごすが、近年は国内外へ旅行に出掛ける人も増えている。春節期間中に日本を訪れた中国人も数多く存在したが、昨今は春節の期間に限らず1年を通じて多くの中国人が日本旅行を楽しんでいる。

 中国メディアの今日頭条は11日、「多くの中国人が日本旅行を選ぶ理由」という主題の記事を掲載し、中国人にとっての日本の2つの大きな魅力について伝えている。

 記事はまず、日本と中国の間には暗い過去があり、日本や日本人に否定的な感情を抱いている中国人は少なくないとしながらも、実際には「日本は多くの中国人を魅了している」と紹介。そして、日本の1つ目の魅力として「サービスの質が高い」ことを挙げた。日本では高級デパートに限らず、様々な店で非常に高い質の接客を受けることができ、また観光地ではどの国からの観光客に対しても同じサービスを提供していることは非常に大きな魅力だと伝えた。

 続けて、「日本の街が非常に清潔である」ことを挙げた。日本人は生活環境を清潔に保つことを重要視していると伝え、道路などにごみが落ちていないだけでなく、街で聞かれる雑音が少ないこと、各家の玄関などに植栽がされていて景観が良いことも含め、中国人観光客は日本の「清潔な環境」に魅了されるのだと論じた。

 では、中国ではどのような状況が見られるのだろうか。富裕層をはじめ、地位のある人ならば高い質の接客を受けることができるが、それ以外の客に対する店員の接客態度は驚くほど雑であることが普通だ。また、人が集まる観光地だけでなく街中でごみをポイ捨てする人を普通に見かけるのが現状だ。だが、多くの中国人が日本の「サービス」や「清潔さ」に魅了されているということは、こうしたことを求めている証拠と言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)