中国メディア・東方網は12日、日本の地下鉄では乗客の落とし物について、単に保管するだけではなく、必要があればちゃんと洗って保管しておいてくれると紹介する記事を掲載した。

 記事は「東京のレール交通は路線が非常に多く、とても便利だ。しかしその一方で、面倒な問題も発生する。それは、荷物を車内に置き忘れてしまった時だ」としたうえで、東京メトロでは2017年における1日あたりの遺失物発生件数が1800件を超えたとの統計を紹介した。

 そして、近ごろ日本のネット上では「東京メトロの遺失物センターのサービス効率が非常に高い」という話題が注目を集めたと紹介。話題の中には「落とし物の弁当箱は洗って保管する」、「遺失物を取りに行くときに乗る地下鉄は無料だ」といった情報があるとし、これらが果たして本当なのかと疑問を提起した。

 そのうえで、東京メトロの担当者が「弁当箱は作業員が洗っている。汚れた服については、他の遺失物が汚れるのを防ぐために作業員が拭き取るなど簡単なクリーニングをする」としたほか、遺失物に連絡先が書いてあれば郵便などで通知をすること、遺失物を取りにくる目的で地下鉄に乗車したことが確認できれば、その運賃を返還することを明らかにしたと伝えた。

 記事は、「日本人は幼稚園のころから道徳教育を受け、特に『自分の物ではないものを勝手に持って行ってはいけない。物を拾ったら進んで警察に届けること』と教育されるのだ」とし、日本人の「ネコババをしない」精神が遺失物の高い返却率を支えていることを紹介するとともに、仮に他人の物を拝借した場合には厳しく罰せられ、就職やローンなどに影響を及ぼすほど社会的な信用を大きく失うことになると説明している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)