中国国内における日本の化粧品への信頼と人気は高い。訪日中国人観光客が家電製品を「爆買い」したのはすでに過去の話だが、化粧品についてはなおも人気の「お土産」であり続けている。そこで日本の化粧品メーカーも中国本土での販売に力を入れつつあるが、中国でも知名度の高い資生堂にとって昨年は大収穫の年になったようだ。中国メディア・中国網が12日報じた。

 記事は、資生堂グループが先日昨年12月期の連結決算を発表し、2017年12月期の決算で初めて売上高が1兆円の大台を突破したのに続き、18年12月期決算でも売上高、営業利益、純利益が過去最高を記録したと紹介。売上高は前年同期比8.9%増の1兆948億2500万円で、営業利益も同34.7%増の1083億5000万円に達したと伝えた。

 そして、中でも日本と並んで同社の販売を支える中国市場の売上高は1907億9900万円となり、日本市場の4545億5800万円に比べるとまだ半分以下の規模であるものの、対前年比では日本市場が9%増にとどまったのに対し、中国市場はこれをはるかに上回る32.3%増と3倍以上の伸び率を見せたことを紹介している。

 そのうえで記事は、同社の中国市場戦略について近ごろ頻繁に布石が打たれていると指摘。今年1月1日には上海で本社直轄の「中国事情創新投資室」を立ち上げ、中国市場の動向への注視や企イノベーション、新業務の発展の推進を行う拠点としたこと、中国事業の新たなマネジメントチームも始動し、階層別のブランド強化、ECと実体店舗の発展などを目指すことを併せて伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)