中国では旧暦で新年を祝う習慣があり、2019年は2月5日が新年(春節)であった。大晦日には多くの人が実家に帰省し、一族で揃って食卓を囲み、年越しをして新年を祝う。一家に年頃の若者がいれば結婚の話題となるのは自然なことで、中国の若者達は両親や親族から「早く結婚して、子どもを持つように」という圧力を受けることになる。こうしたストレスを回避するため、中国では「レンタル恋人」といったビジネスも登場している。

 中国メディアの環球網は6日、「結婚のドラマを演じる季節が来た」という主題の記事を掲載し、日本では交際相手を演じてくれるサービスのみならず、家族をレンタルすることも出来るサービスがあることを驚きと共に伝えている。

 記事は、日本では「人をリース」する専門の企業があり、交際相手を演じてくれる人材のレンタルのみならず、両親、夫、妻、子供、上司、部下などの役割を演じてくれる様々な人をレンタルすることができると紹介。ある企業では、2000人もの人材が登録されていて、年間3000件の仕事があり、年商は7億円を超える規模だと伝え、日本にはこれだけ大きなニーズがあると伝えた。

 では、なぜ日本で「レンタル」サービスのニーズが存在するのだろうか。記事は、日本人は他人からどのように見られているかを気にする国民性だからと分析。さらに、日本人は「本音」と「建前」が必ずしも同じではない場合もあって、人前でのメンツを取り繕うために人材をレンタルしたいというニーズが存在するのだと伝えた。

 中国でも都市部を中心に晩婚化が進んでいると言われ、春節の時期に実家に帰省することをストレスに感じる若者も多くなっている。それゆえ、交際相手をレンタルするサービスが発展したのだろう。今後は日本のように両親、子供、上司などのレンタルも始まっていくと考えられるが、こうしたサービスによって事態がより複雑にならないことを願いたいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)