日本が「いずも型護衛艦」を空母に改修する方針を決めたことは、中国で大きな注目を集めると同時に警戒の声が高まっている。中国メディアの今日頭条は4日、「いずも型護衛艦」が空母になった場合の作戦能力について考察する記事を掲載した。

 記事は、日本がいずも型護衛艦を改修して空母とすることで、戦闘機を運用することが可能になるという見通しを紹介。中国の一部専門家は「いずも型護衛艦は改修によって最低でも12機のFー35Bを搭載でき、本当の意味での軽空母として運用されることになる」と指摘していると伝えた。

 続けて、日本の技術力を持ってすれば、いずも型護衛艦を空母に改修するのは難しいことではないとし、「いずも型空母」と呼ぶべきものの登場はいよいよ現実のものとなると主張。そして、空母の作戦能力はどのような戦闘機を運用するかで大きく左右されると指摘しつつ、改修後のいずも型護衛艦にはFー35Bが搭載される可能性が高いが、「F-35シリーズのうち高く評価されているのはF-35AとF-35Cだけ」だと主張。

 さらに、F-35Bは燃料タンクがF-35Aより小さく、しかも2000ポンド級爆弾の搭載が不可能だと指摘。空対地巡航誘導弾や長距離対艦ミサイルの搭載ももちろん不可能であるとし、これは、F-35Bでは地上や海上の目標物に対して有効な打撃を与えることが難しいことを意味すると主張した。

 また記事は、いずも型護衛艦は改修したところで、有効に利用できる甲板の広さには限界があるとし、結論として「いずも型空母」の作戦能力は限定的であり、決して強大な空母にはなり得ないと主張する一方で、「日本の動きに対応するために、中国は新しい空母艦載機の開発ペースを上げなけれならない」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)