生活している国や地域が異なれば、文化や習慣は異なってくるものだ。日本と中国では人びとが暮らす「住宅」事情にも大きな違いがあり、日本の住宅に見られる気の利いた設計に驚く中国人は多い。中国メディアの今日頭条は2日、「日本の住宅のベランダに隠された機能」という主題の記事を掲載し、「中国人には思いつかない」と伝えている。

 中国の都市部では、住宅といえばマンションなどの集合住宅となっているが、同じマンションでも日本と中国では外観からして大きく違っている。中国のマンションは日本のマンションにあるようなベランダに相当するものがなく、部屋の窓際をサンルームのような形にして、そのスペースを物干しや物置などとして使用している。

 記事は、日本の住宅のベランダは「中国と明確に異なっており、日本ではベランダを避難経路として用いている」と紹介、日本は自然災害が多発する国であるゆえに、玄関から避難することが出来なくなった場合にベランダから避難できるように設計されているのだと驚きと共に紹介し、「中国人には思いつかない」ことだと伝えた。

 日本のマンションの場合、ベランダやバルコニーはあくまでも共用部分として扱われており、避難ばしごなどで階下に移動したり、間仕切りから隣のスペースに移動することが可能だ。しかし、中国の場合はあくまでも室内の一角をサンルームのようにしたベランダであるため、火事などが発生しても、そこから階下に避難することは不可能だ。しかも、中国のマンションの窓には鉄格子が設置されていて容易に出入りできないようになっていて、防犯対策は万全に見えるものの、火災や天災の際の避難には不安も感じられる作りとなっている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)