1月31日からの1週間で、サーチナで最も読まれた記事ベスト3は以下の通りだった。

 第1位は、「日本を軽視した国は『大きな代償を払った』、日本軽視は『あまりにも危険』=中国メディア」(公開日:1月11日)。1月第3週から4週連続での1位になった。中国メディアが「中国は日本を抜いて世界第2位の経済大国になったとはいえ、日本を決して軽視してはならない」と警鐘を鳴らした記事。日本は明治維新以降の数十年の間に、太平洋を隔てて隣接する中国(清国)、ロシア、アメリカと戦い、中国とロシアには勝利していると伝えている。

 第2位は、「日本ではなぜ中国のように『トイレを掃除したタオルでコップを拭く』問題が起きないのか=中国」(同:1月28日)。中国では昨年、5つ星ホテルで、使用済みのタオルでトイレを掃除し、さらにそのタオルでコップを拭くなど、宿泊客の知らないところでずさんな清掃が行われていたことが明るみになり、ネット上では「ホテルのタオル事件」として大きな話題になった。「中国では、5つ星のホテルすら信用できない」という深い失望があった。

 近年、訪日中国人旅行者が大幅に増加し、日本の清潔さ、日本のホテルの顧客を迎える優れた姿勢についての情報が広く知れ渡るようになってきている。経済成長による中間層の拡大がもたらした金銭的なゆとりに加えて、清潔さや顧客対応力などソフト面での上質さを求める機運が高まっているようだ。「日本に学べ」ということは、このソフト面での日本の充実ぶりを、中国に取り入れたいという思いが強いようだ。

 第3位は、「日本のコーチが『卓球以外のこと』で張本智和を叱った理由=中国メディア」(同:2月2日)。卓球王国として長年にわたって世界の卓球界を牛耳ってきた中国にとっては、近年の国際大会で日本の若手選手が、中国のトッププレーヤーを打ち負かして優勝をさらってしまう事態は、見過ごすわけにはいかないようで、たびたび、日本選手の活躍が取り上げられている。中でも、張本智和選手は世界ランキングが第3位に浮上して日本のトップに立っただけに、中国のチェックも厳しい。両親が元中国代表の卓球選手だったことも、張本選手の注目度を高めている。

 この記事では、張本選手がある大会の宿舎で、日本卓球協会の強化本部長から、「部屋の掃除をきちんとやるように注意された」ということを話題にしている。日本のスポーツ界に対して中国のスポーツ界は、勝利至上主義の色合いが濃いようで、日本が選手の育成において「人格育成」にふれると反応が強い。ちょうど、サッカーの代表選で、代表チームがロッカールームをきれいに掃除したり、サポーターが客席のゴミ拾いをして称賛されたりすることに通じているようだ。特に卓球については、中国が第一人者という自負が強いところがあり、「我が国の選手こそナンバーワンだ」と誇りたいのだろう。(写真は、3つの記事のイメージ写真を合成。イメージ写真提供:123RF)