中国では旧正月を春節と呼んで祝う文化がある。2019年は2月5日が春節にあたり、新たな年のスタートとなった。中国人にとっての春節に対する熱量は、日本人の正月に対するものを遥かに上回るものがある。中国メディアの今日頭条は3日、「中国全体が1年で最も盛り上がる春節が日本で祝われていないのはなぜか」と問いかける記事を掲載した。

 中国人にとって春節は非常に特別な祝日となっている。遠方で生活をしていても、春節に伴う休暇を利用して大勢が帰省するために、その大移動は「春運」と呼ばれる風物詩となり、この期間はあらゆる交通機関が大混雑となる。日本人にとっての年越しに近いが、親戚一同が集まることを重視する考えは中国人の方が強い。

 記事は春節について、「中国人にとって最も重要な伝統の祭日で、4000年以上も続いている」と説明し、韓国、ベトナム、また華僑の多く住む地域でも祝われていると指摘。しかし、「日本では中国からたくさんの文化が伝わり根付いているのに、なぜ春節は祝われていないのか」と大きな疑問を提示した。

 実際のところ日本で旧正月が祝われていない理由について定説はないようだが、もっとも大きな理由は日本では明治時代に新暦が採用され、旧暦に基づいた風習が徐々に廃れたというものではないだろうか。

 中国に伝わる伝統的な春節は非常に盛大な祝日だ。春節のために人びとは豪華なご馳走と、新年を祝うための新しい服、盛大に鳴らす爆竹、その他手工芸品などを用意し、新年を迎える。だが、中国人ネットユーザーからは、「近年は爆竹や、祖先の為に紙を燃やすことが規制されるなど、だんだん伝統的な春節の雰囲気が薄れている」と危惧する声も寄せられていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)