世界最大の自動車市場となった中国。一部の都市では自動車が増えすぎて、購入制限や乗り入れ制限を行っているほどだ。メンツを気にする中国人は「大きい」車ほどメンツが立つと考えるため、近年ではSUVが人気となっている。

 日本でもSUVは人気だが、同時に車体や排気量の小さい「軽自動車」が売れていることを聞いて驚く中国人は多い。中国メディアの今日頭条は2日、日本で軽自動車の人気が高い理由を紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、近年多くの中国人が日本旅行へ出掛けているが、日本では非常に多くの「軽自動車」を見かけると伝え、中国ではあまり見かけない小さな車に中国人は驚くと伝えた。

 続けて、中国でも箱型やトラック型の小型車は販売されているが、その多くは荷物の運搬などの商用車として使用されており、「安くて安全性に劣る」というイメージが定着していると指摘。それゆえ、中国ではこうした車を乗用車として日常的に乗る人は多くないと指摘する一方、日本では軽自動車に対するイメージや使われ方は中国と大きく異なっていると指摘した。

 記事は、日本では車は日常生活の「足」として使用されていて、通勤や買い物の移動手段に過ぎず、耐久性や燃費が良いことが重視されると分析。さらに、日本の国土は非常に狭く、駐車スペースが限られているため、車体の小さい軽自動車は便利であると紹介した。

 さらに軽自動車は装備の整った車でも、180万円(約10万元)ほどで購入することができ、しかも日本人の平均月収は30-40万円(1.8万-2.4万元)もあるため、会社員でも1年分に満たない給料で新しい軽自動車を購入することができるのだと伝え、「日本人は自動車にステータスを求めないうえ、実用的な車が安い価格で販売されているからこそ軽自動車を選ぶのだ」と論じた。

 中国でももちろん軽自動車のような小型車は購入可能だ。だが、多くの消費者の支持を得ているわけではない。メンツを気にする中国車会で小型車が広く受け入れられるには、超えなければならないハードルは非常に高いと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)