中国メディア・東方網は2日、サッカー・アジアカップで決勝を戦った日本とカタールについて、中国サッカーは両方から大いに学ぶべき点があるとする記事を掲載した。

 記事は、「アジアカップの決勝ではカタールが日本を破ってアジアチャンピオンの座を得た。両国による決勝戦はお手本のような戦いぶりであり、まさにアジアのナンバー1、ナンバー2を決める戦いにふさわしいものだった」と紹介。今大会でベスト8止まりだった中国代表は、この両国から多くの点を学べるはずだとした。

 そしてまず、日本から学ぶべき点としてハード面の事象を1つ挙げた。「人口が密集し、土地が狭いことで知られる日本の首都東京では、学校の運動場やスポーツ公園のサッカー場を除いても、サッカーの試合ができるグラウンドが約120か所もあるのだ」とし、サッカーグラウンドの整備が中国とは比べ物にならないほど進んでいると指摘した。

 記事は一方で、中国国内の状況について「1つの都市に1つの専門的な運動競技場があればいい方。専門的なサッカー場となると、全国レベルでも数えられるほどしかない。そして、学校のグラウンドの使用率も低く、体育の授業で使用するぐらいしかないのだ」と説明している。

 また、カタールについてはソフト面で学ぶに値する点を挙げている。「国がサッカー発展の長期計画を立ててサッカーを国民スポーツ化することに力を注いでいる。そしてカタールのサッカーを強くした大きな要因は帰化選手の育成だ。海外の見込みのある人材に帰化してもらうことで、自国の弱点を穴埋めしているのである」とした。

 特に帰化選手を多く起用する方針についてはアジアの多くの国で取り組みが始まっているが、中国はこの点ですでに後れを取っていると伝えた。

 記事は最後に「中国サッカーにも輝いていた時代はあったが、それはすでに過去のもの。今の強者からそのやり方をもっと学び、サッカーを本当の意味で国民的なスポーツとすることではじめて、中国サッカーは再び立ち上がることができるのだ」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)