中国では旧暦(農歴)で新年を祝う習慣があり、2月5日が新年となる。大晦日には家族が集まって、食卓を囲み一家団欒を楽しむのが一般的だ。また、中国は日本と比較して家族のつながりが強く、子どもが年老いた親の面倒を見ることは「当たり前」となっている。一方、日本では一人暮らしの高齢者が増えていて、孤独死といった言葉もよく耳にすることを聞いて驚く中国人は多いという。

 中国メディアの百家号は1日、「日本では親の面倒を見ない子どもがいるが、独立している高齢者は幸せなのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、日本の高齢者が子どもに面倒を見てもらわない理由について考察している。

 記事はまず、地球上には200以上の国家があり、それぞれ独自の文化や習慣を持っていると紹介。そして、日本と中国においても高齢者の生活スタイルは大きく異なっていると主張し、日本では高齢化社会が深刻なためか、「高齢者でも多くの人が仕事をしている」と指摘。また、日本人は子どもを含め、「他人に迷惑を掛けたくない」という考え方が強いため、たとえ高齢であっても多くの日本人が「自立」した生活を送っていると論じた。

 一方、中国では「高齢になったら子どもに面倒を見てもらう」のが一般的な考え方となっていると紹介。だが、長く続いた一人っ子政策により、中国では多くの人が一人っ子となっていて、結婚している場合は夫婦で4人の高齢者の面倒を見なければならなくなり、大きな負担となっているのが現状だ。

 国や地域が変われば文化や習慣は異なってくるが、日本と中国の高齢者の生活にも大きな違いがある。中国の場合は定年退職後は自由気ままな生活を送る高齢者が多く、日本では高齢者が定年後も働き続けるということに大きな驚きを感じる中国人は多いようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)