アラブ首長国連邦(UAE)で開催されたサッカーのアジアカップは1日、決勝戦が行われ、日本代表は1ー3でカタールに敗れ、2大会ぶり5回目の優勝はならなかった。サッカー人気の高い中国でもアジアカップの決勝戦は大きな注目を集め、日本代表は優勝こそならなかったが、その健闘を称える声は少なくない。

 中国メディアの今日頭条は2日、決勝戦を含めた日本代表の戦いぶりはすばらしかったと称賛しつつ、試合中の小さなプレーに「中国代表との差が見て取れた」と論じる記事を掲載した。

 記事は、今大会の日本代表は「苦戦しながら勝ち上がってきた」と伝え、以前のようなパスサッカーは鳴りを潜め、ぎりぎりの勝利も少なくなかったと指摘。それでも日本代表が勝ち上がってきたのは、「サッカーに取り組む態度」が素晴らしかったからであり、まさにそれこそ中国代表が学ぶべきものであると論じた。

 たとえば、日本代表がイランと対戦した際、日本代表の南野選手を倒してしまったイランの選手がホイッスルが鳴っておらず、プレーオンの状況にもかかわらず、勝手にファウルと判断して審判に駆け寄り、その間に南野選手がボールを拾ってゴールにつながる見事なクロスボールを挙げたが、記事は「中国代表はこの試合のイランと同じミスをイラン戦で見せていた」と指摘。

 中国代表がイラン戦で見せた「同じミス」は、試合を自ら放棄したのと同じことであると主張する一方、日本代表の選手はホイッスルが鳴っていようといまいと、ボールへの「執着心」を忘れなかったと称賛。ここに日本代表と中国代表の力の差が生じた理由が存在すると指摘し、中国の前代表監督であるマルチェロ・リッピ氏が「すべてを決めるのは(サッカーに取り組む)態度である」と述べていたことを引用し、「中国代表の技術力を議論する前に、中国人は他に議論すべきものがある」と強調した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)