近年、多くの中国人が訪日するようになり、日本の道路には中国と違ってごみが落ちていなかったり、列に並んで順番を待つ姿を見たり、公共の交通機関を利用する人々が非常に静かであることなどを、実際に目にしたり伝え聞いたりするケースが増えていて、中国人の多くが「日本人は民度が高い」と認識するようになった。

 日本人の民度が高い理由を知りたいと思っている中国人は少なくないようで、中国メディアの今日頭条は30日、「日本人の民度が高い理由は幼稚園の教育にあった」という主題の記事を掲載し、子どもに幼い時から「教育」を与えることの大切さについて伝えている。

 日本の街中ではごみ箱が見当たらないが、道路上にごみが散乱している様子はない。また、公共の場所で路上に痰を吐く、大声で騒ぐなどのマナー違反をする人もほとんど見られず、列に並んで自分の順番を待つ日本人は周りに迷惑をかけないように静かに待っている。こうした光景を見て、多くの中国人は自国との違いを認識しつつ、「日本人の民度は非常に高い」と感じるという。

 記事は、民度を高めるためには「子どもを幼い時から教育する」ことが大切であり、日本人の民度が高い理由はまさに「子どもの教育にある」と分析。英語などを教える中国の幼児教育と違い、日本では礼儀作法やマナーを教えることに重きが置かれていると紹介し、たとえば「日本では自分の荷物は自分で持たせる」よう教育していると紹介した。中国では小学生であっても保護者が送り迎えしたり、子どもの荷物を保護者が持つのが当たり前だ。さらに、日本の幼稚園では、子ども達の体を鍛えるために、冬でも厚着をしないで外で運動させたり、毎年運動会を開催するなどし、自立した強い意思を持った大人へと成長するような教育がなされていると伝えた。

 急激な経済発展を遂げ、人びとの生活は豊かで快適なものになりつつある中国だが、生活している人の質の向上が求められているようだ。子どもの教育を今から始めたとしても、変化が見られるまでにはもうしばらく時間がかかりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)