後継者問題や農業従事者の高齢化など問題が指摘されている日本の農業だが、海外の農家が見習うべきところも少なくないようだ。中国メディアの今日頭条は24日、日本の農業は「米国からも称賛されている」と紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、世界的に見て農業先進国は米国だという先入観があると紹介。米国の農業は規模が大きく、米国自体も経済力で世界のトップにいるために最先端のイメージがあるというが、実は「日本の農業も遜色ない」と指摘している。

 例えば、米国の著名な土壌科学者・フランクリン・ハイラム・キング氏も、日本の農業を高く評価していると伝えたが、キング氏は日本など東アジアの視察を綴った著書「東アジア四千年の永続農業」で、明治時代の日本の農業から啓発されたとしている。

 では、日本の農業はどんなところが見習うに値するのだろうか。記事はいくつかの分野の農業を紹介している。その1つが「たい肥」を利用し化学肥料を多用しないことや、露地栽培にわらを利用することで太陽の日差しや風から作物を守り、急激な気温の変化を抑えるなど、伝統的また合理的な方法を採用していることだ。

 たい肥やわらを多用する日本の農業は、中国人からすれば「高い科学技術を持つ日本」というイメージに反するものかもしれないが、実際は持続可能な農業という意味で非常に有効だ。中国では目先の生産量にとらわれ、化学肥料を大量に使用するケースが多くみられる。その結果、土地は痩せてしまい、消費者は安全性に劣る農作物を口にすることになっている。

 結論として記事は、日本の農家は中国と同じように小規模経営が多いとしながらも、農家は1つの作物の栽培にエネルギーを費やし、量産の代わりに質の高さで成功していると分析。中国では量産ばかり追及して食の安全が軽視されており、食品安全の問題が頻繁に起きている。質を追求し、伝統的な方法も守る日本の農家から学べることは多いだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)