警察庁が4日に発表した2018年の交通事故死者数によると、昨年の交通事故による死者数は前年から162人減少して3532人になった。これは、統計を始めた1948年以降最小の数字であり、日本では過去20年間に交通事故による死者は年々減少している。中国メディアの一点資訊は27日、「なぜ日本では交通事故が少ないのか」について分析し、中国と比較する記事を掲載した。

 中国では、日本と比べると交通事故の発生率が高く、死亡事故の割合も日本よりずっと高い。そのためか、日本では交通事故による死亡者数が少ないことが不思議に感じるようだ。記事は、日本を「交通事故の死亡率が世界で最も少ない国の一つ」と紹介、その理由を分析している。

 記事によると、日本は「交通ルールを厳しくするという簡単な理由」で成功していると分析。例えば、信号無視という「小さな違反」でも、日本では5万円以下の罰金または3か月以下の懲役が科せられると伝えた。実際は違反点数が差し引かれる形となるが、日本では「小さな違反」も厳格に取り締まっていると紹介した。ちなみに中国では、減点が3で罰金200元(約3200円)だという。

 日本では、他にも些細な違反が罰則の対象になると紹介。クラクションを鳴らしてはいけない場所で鳴らす、或いは歩行者に対して鳴らすこと、先行車・対向車・歩行者がいる場合にハイビームを使用すること、携帯電話・スマホ操作などの「ながら運転」、自動車損害賠償責任保険未加入の場なども罰則の対象になると伝えた。

 もっとも、「小さな違反」だけではなく、重大過失に対してはより重い罰則が定められている。酒酔い運転に対しては、5年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる。記事は、日本では「罰則の厳しさにより国民の民度と安全意識を上げているようだ」と感想を伝えている。

 確かに、厳しい罰則は違反行為を抑制する効果があるといえるだろう。しかし、交通事故を減らすには運転マナーや安全意識の向上、さらには自分のことだけを考えずに相手を思いやる気持ちなども必要といえるのではないだろうか。これらの面でも日本から学べば、中国の交通事故も減少するに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)