日本では移動や食事、公共施設での手続きなど、日常生活のさまざまな場面で列に並ぶ機会があるが、誰かが割り込んできたり、列の順番をめぐってトラブルになることはほとんどない。

 中国でも都市部では列に並ぶ人を見かける機会が増えているが、それでも割り込みなどはまだ日常茶飯事のことだ。列に並ぶという行為からは国民性が見て取れると言えるだろう。中国メディアの新民網はこのほど、日本人と韓国人の「列に並ぶ」という行為を比較する記事を掲載し、同じ行為であっても日韓ではさまざまな違いがあると伝えた。

 記事は、韓国在住とみられる記者の見解として「韓国では美食を紹介するテレビ番組が数多く存在する」ものの、放送後には紹介された飲食店に多くの客が殺到するのがお決まりだと紹介。そして、殺到した客は列に並んで順番を待つことになるが、列に並ぶ客たちのマナーが問題になることがあると伝え、大声で騒いだり、歩道を占拠してしまったりと、迷惑行為が多々見られるのが現状だと伝えた。

 さらに、こうした迷惑行為は人気ファッションブランドの限定品の発売日にも見られるとし、徹夜で列に並ぶ人たちが歩道にテントを立てたり、暖炉を設置したりと、「身勝手な行動」も少なからず見られると指摘した。

 一方で記事は、日本でも列に並ぶという行為は日常的なものだとしながらも、韓国のような迷惑行為はあまり見られないと指摘。飲食店に並ぶ場合は、日本人は壁側に寄って列を作るなど、道を占領するような並び方はしないと紹介し、これは「日本人が他人に迷惑をかけない教育を幼少の頃から受けてきたためだろう」と論じた。さらに、日本人は列に並んでいる時も非常に静かで、常に秩序があると伝えつつ、その様が「まるで訓練された軍人たちのようだ」と形容されるのも納得であると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)