中国ではまもなく旧暦の正月にあたる春節を迎える。中国人の多くが実家に帰省したり、家族や友人と旅行へ出掛けるため、民族大移動として毎年報道される。日本を訪れる中国人が多くなるのもこの春節の時期だが、2019年も多くの中国人が来日することだろう。日本を訪れた中国人は帰国後に、日本で見たものと中国の状況に大きな差があることに驚くという。

 中国メディアの今日頭条は27日、「多くの人は中国帰国後に日中の差が大きいことに気が付く」という主題の記事を掲載し、「その原因は民度の違いだけではなかった」と伝えている。

 記事は、日本を訪れた中国人は帰国後に「日本と中国の大きな差に気が付く」と指摘しているが、どのような差に気が付くのだろうか。まず記事が挙げたのは「日本の街が非常に清潔に保たれている」ことだ。日本の街でもごみが落ちていることはあるが、すぐに掃除される。一方、中国では厳格に管理されていなければごみだらけになってしまうと伝えつつ、日本滞在中に「清潔な環境に慣れてしまっていた分、中国に帰国すると自国の公衆衛生の酷さを実感する」と指摘した。

 さらに、日本では公共の場所が非常に静かであるため、中国人は中国帰国後に「公共の場所が非常に騒がしいことに気がつく」と紹介している。記事は、特別な「お祭り」などがない限り、日本の地下鉄、デパートなどは非常に静かだと伝えている。確かに中国ではどこでも賑やかなのが普通で、人が多く集まっていながらも静まり返った場所は皆無と言える。

 では、なぜ日中にこれほど大きな差が生まれるのだろうか。記事は、民度の問題もあるかもしれないが、その大きな原因は「家庭での教育」にあると分析している。家庭でマナーやルールを教育された人は、公共の場所でも他人の迷惑になるようなことは行わなくなると紹介し、「中国には大きな変化の余地が残されている」と強調した。

 これに対して、中国のネットユーザーからは「差があることが問題ではなく、差に気が付かないことが問題だ」というコメントや、「日本も高度経済成長期には今の中国と同じような状況が見られた。あと20-30年もすれば中国も日本のようになれる」といった意見が寄せられていた。日本を訪れることで、多くの中国人が自国を客観的に見ることができるようになり、「変化が必要」だと認識するようになったらしい。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)