同じ農業であっても、国や地域によって栽培される作物や生育方法は異なるが、日本と中国が農業経営で抱える問題には類似点が存在するという。中国メディアの今日頭条は23日、「機械化が進む日本の農業経営は、中国も学ぶ価値がある」と指摘する記事を掲載した。

 広大な国土を有する中国は農業大国でもあり、多様な気候があることから生産される作物の種類も非常に豊富だ。また、中国は農業人口でも日本を遥かに上回っている。こうした状況にある中国から見る日本の農業は、「高齢化が進み農業従事者が減少している」ことと、「高度に自動化した機械の導入が進んでいる」という特色があると紹介した。

 中国でも若い世代が農業に従事することを好まない傾向があるが、それは主に収入の低さに関係している。内陸部の農村地帯では今でも牛を使って田畑を耕す光景が見られるように、土地があっても機械の購入などの設備投資するほどの資力がない農家は多い。ゆえに中国人の多くは農業に対して「きつい労働が伴う低所得の職業」と認識している。

 記事は、「日本と中国の農業で同じように見られる農業従事者の高齢化と若者離れ」に対し、日本では機械化の促進によって、農家の仕事が楽になるよう対処していると主張。また、日本の別の特色として「地形的に農地が分散し、各農家の規模が小さい」と指摘。ゆえに、日本の農業で発展している機械化は小規模農家に適したものだとし、「操作の簡単な小型の機械でコストは低く、しかし必要な作業は十分こなすことが出来る」と説明した。

 例えば多大な労力を必要とする収穫作業でも、専用の機械が使われると、「作物を地面から引き抜いて選別する一連の作業を小人数で行うことが可能で、非常に効率が優れている」と主張した。中国でも日本と同様に「農家の高齢化が進み、若者が農業を敬遠して都市部へ出稼ぎに出る傾向が進んでいること」を挙げ、「日本の農業経営は中国でも参考にする価値が大いにある」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)